電波ビーチ

☆(ゝω・)v

消費したコンテンツ 3月2023

このくらいの気温がちょうどいい。このくらい、というのが毎年よくわからんかったが、体調とその日の気温を関連付けて生活をやってみた結果、具体的には、電気毛布だけで寝て起きても問題ない気温で、10℃~16℃くらいのレンジだと分かった。ただしyahoo天気の地域の気温を採用したもので、正確な室温とかは不明ですが

人がいないタイミングを狙って桜を見に行った。朝4時40分くらい

季節は移ろい、社会と人生も微妙にポジションが変動しがちだけど、自分の進歩のなさに不甲斐なくなってしょんぼりしちゃう。そんなことばかり繰り返してたら4月です(ため息)

映画

5本くらい見てた。

西部戦線異状なし

www.rottentomatoes.com

Netflixオリジナルらしい。あと、アカデミー賞4部門受賞らしい。塹壕戦がリアルで1917っぽさある。こういうのはたいてい上層部の無能さが描かれてほしいものであるがなんともはやこちらはこちらで尻がむずむずする。ウォォ〜

基本的にドンパチしている真っ最中の描写がおおい戦争映画は戦局がちょろちょろ変わって面白くて好き。毒ガスと突撃戦車メリメリはヒョエ〜ってなる。同じくNetflixで20分ほどのBehind the scene映像があるのでそちらもあわせてどうぞ

アニメ

お兄ちゃんはおしまい!

onimai.jp

放送開始直後からTLの片隅でその存在を知ってはいたが、その後観測する界隈の雰囲気から察するに、「お、これはメイドインアビスのように、『評価しがいがあるが、あんまり無差別に広まると、ハナから評価という文脈では話をしなさそうな一定の層*1に、非本質的で声だけデカいお気持ちを言いたい放題ぶちまけられる』ような作品だな」という立ち位置として認識していた。公開時点でそうだったと思うし、TLでごくまれに観測するある種のコロニーの雰囲気でもそんな感じである

個人的には「懐かしいノリだな」「絵が可愛いがちょっと可愛いすぎて合わないかもな」「TSといえばTypeScriptなんだよな」「雑語りすりゃなんぼでも社会に絡められるな、居酒屋で管を巻く酔っぱらいと同じだけど」のような視線で、流れてくる情報だけを受け取っていた。自分からは調べたりはしてないし、pixivでそれっぽいタグがおすすめに表示されたこともない。ゆえに純粋な、ひとつの作品として、特段の意識を向けることはなかった。とある夕方に無聊を託ち、プライムビデオで何の気なしに第一話を見るまでは。―――― 1話につき二回は嗚咽するほど泣いてしまい遅々として視聴が進まない。端的にいえば「うれしい」し、「緒山が悪いんだぞ...!」*2のようなネタも頷ける。頷けるどころが方向性からしてほぼ迎合だが

作品に向き合う時、消費する時、作品に対して解像度とかリアリティとか時代性とかの視座から、高尚でクリティカルな評価を言った気になってる類いの、そういういけ好かないなにかを軽やかに軽いノリでアッパーキメる感じ。刻みながら内省とアップデートする完全無欠のディズニー的進化ではなく、何かを反映した温故知新的リバイバルでもなく、単純に表現の実装の幅広さを感じる。これはすごい、20年代には無限にこういうのあったと思うけどほとんど何かによって途絶えたかと思ってたし、このなにかに慣れすぎていて初っ端に視聴した時は「ん〜無理かも」となっていた自分さえもあった。なにか、に対しうるし、なにか、が独自の立場で下す見解にも耐えよう。しかしながら、作品単独では、そんなめんどくさいことをほとんど気に留めてないか、視聴者側にそんなめんどくさいことを気にかけさせない完成度。「オレっちはこういう作品さ!オレっちなりの表現として見てくれや!」そういうのがいい、こういうのでいい。

初めての自分のかわいい着せ替え、完全にVRChatの自分である。ミラーの前で何度もポーズとったりしちゃうのわかる。エッジシェーダーみたいな条件で輪郭を描くのではなく、『作品』という文脈でラインを描き分けているっぽさがある。現在のAIには学習できない、そういう細やかな表現に、人間の判断と意思が宿っている。ありがとう。ありがとう。

ep#03 12:20あたり。必ずしもボディの内側の肉のラインがカメラからの距離といった単純な計算によるものではなく、部位や皮膚の自然な垂みによる皺によって意識的に描き分けられている(と思ってるけどとりあえず視聴してると切り分けがなんとなく分かってくる。はいAIに1勝!)
あと、背景シャドウや全面のフィルタのタイル表現が、「こんな使い方あったんか!」という感じでびっくりした。はい2勝目〜

OP/EDのノリたるや、久しぶりにこういうのを吸った気がする*3

最初は毎回のスタッフロールめちゃくちゃ動員してない?!!???ってとこが気になってしまっていたが途中からはどうでもよくなった

ヴィンランド・サガ 2nd season 1期

news.twinengine.jp

Netflixでやっとる。一期はいつかブログに書いてた。前期同様、原作は履修しておらず、作品知識についてのアップデートは特にない

奴隷生活だが、めちゃくちゃ丁寧に時代考証を経ているっぽさがあってすごい*4。OP/ED、背景画、すべてがまさしく作品のためにあるかのようなクオリティ。前期同様非常に視聴していて気持ち良い。2期も続けてやるらしく、どんな絶望と希望が待っているのかとってもたのしみ

漫画

K2

comic-days.com

「イブニング作品全話無料祭り」と題して、コミックデイズという漫画配信プラットフォームで配信されていたのをTLで知ったので読んでいる。なんと5月末日まで。現時点で240話くらいまで進んだ。

ドクターKというか、K2に関しては、たぶんだいぶ昔にTumblrに流れてきたしょーもないコラが人生初の邂逅だった気がする。まともに読むのは初めてだがこれが面白い。この絵柄とストーリーでしれっとギャグをキメてくるのズルい。

この祭り、K2のほかにも「名前は知ってるけど読んだことない」作品が対象になっているので、そのうちまた読むかもしれない。

イベント

いい加減本邦でもオフラインイベントに戻りつつあるのと、春先のこう、外に出ていくぜ!という感じがマッチしていて、どのイベントも高揚感がある

MU2023

mu2023.jp

コロナ禍のインターネットの思い出といえばMUである。今年はオフライン開催。もちろん行ってないし、2日制で両日MOGRAのtwitchチャンネルで配信されていたのだが忙しくて見る暇はなく、TLでたまに実況的に流れてくるツイートを眺めるだけだったが、「よくやってくれたな..」と感慨深くなった。この一週間前まで大阪・東京で来日ライブをしていたPORTAR ROBINSONのそっくりさんことDJ NOT PORTAR ROBINSONの出演も直前にきまって大盛況だったようだ

しっかしTLに流れてくる写真や動画に映っているの男オタクばかりで異様な風景で面白かった

Product

2020

https://www.kickstarter.com/projects/394188952/2020-the-semi-modular-beat-machine/description

実はLIMITED EARLY EARLY BIRD EDITIONをバックしているオーナー。M1になってから対応してなくて詰んでたが、今年の2月くらいにM1対応のdev版がTestflightにきていることに気づいてたまにいじっている。今のところ快調。当時は食うに困るほど金が無く(今も大した違いはないが)、推奨されていたMIDIコン類は購入できず、ボロボロの中古macbook pro(2012)で無理やりプレイしていた。ただ、感性がゼロなので結局モノにはなったものはひとつもなく、単純に新しいソフトとして触っていただけ。今なら多少は融通利くので、あの頃試せなかったことがやれるかもしれない楽しみがある。時間があればの話だが...


学習、インプットもアウトプットもなかなか進まず悲しくなっている。今年に入ってからの積ん読がすでに10冊ほどあるし、昨年から読んでるものもあわせると...。とりあえずコーヒーを飲んでおちついて、やる気をひねりだす。ひねりでてくれ。プリプリ

*1:作品そのものへの言及ではなく、どうしても自分あるいは社会もしくは自分と社会両方の文脈から作品を絡めてメッセージを発信したいがために、作品を自分の主張に引用(利用)はするけど、作品そのものへの興味は最初から無いため、しばしば”お気持ち”を拡声器で発してるようにしか思われない層

*2:もちろん含意(n重)である

*3:気がする、という記憶と主観に基づく。まともにちゃんと記憶を呼び覚ませば、なんぼでも例が出てくる。別におにまいという作品の新規性を殊更に強調するものではない。

*4:このへん無知なので間違っているかもしれないけど調べる気はない